ヴィーニョ・ヴェルデ|ヴィーニョ・ヴェルデの自然派ワイン
ポルトガルの北西端に位置するヴィーニョ・ヴェルデは、自然派ワインの生産者を探すのに最適な場所というわけではない。ヴィーニョ・ヴェルデと呼ばれるワインが、直訳すると「緑のワイン」であることは興味深い。ヴィーニョ・ヴェルデはブドウの品種ではなく、若いうちに飲むことを前提としたワインを生産する指定ワイン産地である。ワインはフレッシュで、多くの場合、わずか3カ月か6カ月の熟成で瓶詰めされる。 これらのワインは爽やかで、ライトボディで、少しの発泡性を持つことが多い。
この産地で造られる自然派ワインの多くは、超低品質で、非常にオーソドックスな方法で造られるため、それほど多くはないが、しかし、ヴィーニョ・ヴェルデのスタイルでほとんどのワイン愛飲家が思い浮かべるものとは全く異なるスタイルもいくつかある。ワイン用ブドウで言えば、ヴィーニョ・ヴェルデはアルヴァリーニョ、ロウレイロ、トラジャドゥーラなどの土着品種で有名だ。これらのブドウはワインに独特の風味とアロマを与え、他の産地の中でも際立っている。