イタリアのワイン産地トップ10と最も人気のあるブドウ品種
イタリアには20のワイン産地と500種を超える土着のブドウ品種があり、その数はどの国よりも多い。すべてを知り尽くすのは誰にも無理です。それでも、特に重要な産地がいくつかあり、そこを知るのがイタリアワインを理解するいちばんの近道です。ここでは、特に重要な10の産地と、それぞれを特徴づけるブドウ品種をご紹介します。
1. ピエモンテ。北西部を代表する一大産地です。Nebbioloからは、気品があり長期熟成に向くBaroloやBarbarescoが造られます。気軽に楽しめるのは、果実味豊かなBarberaと穏やかなDolcettoです。
2. シチリア。イタリアで最も刺激的なワイン造りが進む島です。エトナのNerello Mascaleseに加え、島のほかの地域ではNero d'Avola、Grillo、Catarrattoが栽培されています。
3. トスカーナ。Chianti、Brunello di Montalcino、スーパータスカンを生み出すブドウ、Sangioveseの故郷です。旨みがあり、チェリーの風味が豊かで、食事によく合います。
4. エミリア=ロマーニャ。微発泡の赤ワイン、Lambruscoと豊かな食文化で知られる土地です。ロマーニャの丘陵地帯では、Sangioveseも数多く造られています。
5. ヴェネト。イタリアで最も生産量の多い産地です。GleraからProseccoが造られ、CorvinaはValpolicellaや、凝縮感のある陰干しブドウのワイン、Amaroneにブレンドされます。
6. フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア。イタリア北東部に位置する、白ワインとオレンジワインの中心地です。Friulano、Ribolla Gialla、Pinot Grigioなどが造られ、果皮浸漬を行うこともよくあります。
7. トレンティーノ=アルト・アディジェ。冷涼なアルプスの気候が育む、精緻なワインが特徴です。GewürztraminerやPinot Grigioなどの香り豊かな白ワインに加え、地元の黒ブドウTeroldegoから造る赤ワインもあります。
8. ロンバルディア。ミラノ周辺の産地です。ChardonnayとPinot Neroから伝統製法で造る、イタリアを代表するスパークリングワインFranciacortaや、ヴァルテッリーナの山地で造られるNebbioloが知られています。
9. カンパニア。ナポリ周辺の火山地帯です。力強い赤ワインを生むAglianicoや、ミネラル感のある白ワインを生むFianoとGrecoなど、いずれも古くから栽培されてきたブドウ品種です。
10. プーリア。日差しが降り注ぐイタリアのかかとにあたる地域です。Zinfandelと同じブドウ品種PrimitivoやNegroamaroから、濃厚で熟した果実味の赤ワインが造られます。
この10の産地を知っておけば、熟成向けの本格的なワインから、毎日気軽に楽しめるワインまで、イタリアワインのリストで出会うものの大半をカバーできます。
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