ボナルダ
ボナルダは、世界中のいくつかの地域で広く栽培されている赤ワイン用のブドウである。特にアルゼンチンではマルベックに次いで2番目に多く栽培されている。ボナルダの他の重要な生産地としては、イタリア、特にピエモンテとロンバルディア、そしてアメリカのカリフォルニアが挙げられる。
ボナルダは、ブラックベリー、チェリー、プラムの香りを持つ、豊かでフルーティーな風味で知られている。適度なタンニンと程よい酸味を持つミディアムボディのワインが一般的で、ワイン造りには万能な品種である。ボナルダから造られるワインは、生き生きとした果実味を若いうちに楽しむこともできるし、熟成させてより複雑な特徴を出すこともできる。
アルゼンチンでは、ボナルダはしばしばヴァラエタルワインの生産に使われ、この品種のユニークな特質を示している。また、最終的なワインに深みと複雑さを加えるために、マルベックなど他の品種とブレンドされることも多い。イタリアでは、ボナルダはブレンドやスパークリングワインによく使われる。